場末の。

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ワタモテレビュー喪115 「モテないし二年目の卒業式(前編)」

5月18日(木)に、待望の私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!の喪115「モテないし二年目の卒業式(前編)」が公開されました!

 

 

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って……卒業式!?
随分飛んでしまった印象を受けますが……いえ、バレンタインデーと時期は近いですよね。
心の準備が出来ていなかったもので、タイトルだけで動揺してしまいました。
何故なら卒業式ということは、あの先輩の卒業を意味する訳で……。

 

 

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今回のプレビュー画像はもこっちと田村さんのペア(最近多いですね)……ですが、もこっちがまさかの涙!?
卒業式というタイトルからも、まさかもこっちが別れを惜しんで泣いていることが想起されますが……!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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どうやら花粉症だったようです。
田村さんの「ああ……だよね」という反応は同時に読者の反応でもあり、
そのことが、田村さんが読者並にもこっちの性質を理解していることを示しているようにも感じられます。

 

 

 

一方、田村さんに声をかけられたもこっちは、「以前にもこんなことがあった」とデジャヴを感じます。
そう、それは……

 

 

 

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文化祭での思い出でした。
教室では仕事に困窮するわ、手も怪我するわで散々な目にあい(自業自得ですが)、フラフラと体育館でパイプ椅子運びの手伝いをしたもこっち。
そこで、当時文化祭の実行委員長であった今江先輩と初めて出会います。


共通点は体育館でパイプ椅子を運び終わった後に、人から声を掛けられたということだけ。
「(よく考えてみれば)全然違う」思い出がデジャヴとして蘇った理由は、
優しくしてもらった先輩がそろそろ居なくなってしまう」という事実が、無意識に浮かび上がったからではないでしょうか。


卒業式の準備をするという行為は、卒業生を送り出す行為に他なりません。
そのため、些細な共通点でも、今江先輩の姿と初めて会った時の記憶がふと蘇ってもおかしくはないのです。
それはもこっちが今江先輩に少なくない好感を抱いていなければ、起きない現象でしょう。(好感を抱いていることは、この後の描写でも明確に示されています)

 

 

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そして場面は変わり、卒業生にコサージュを付けなければならなくなったもこっち。
当然ですが、部活をやっていないもこっちには知り合いの先輩はほとんど居ません。
以前なら呪詛不満の一つや二つを心中で洩らしていたでしょうが……

 

 

 

 

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余ったやつに付けよう」という竹を割ったような潔さを見せるもこっち。僕も見習いたいぐらいです。

 

 

 

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が、まさかのイケメン先輩エンカウントするもこっち。
知らない方に説明すると、二年の体育祭の時に借り物競争のお題で、コミュ障にとっては大外れである「イケメン」のお題を見事引きあて、半泣きのもこっちに智貴が紹介した先輩です。
イケメン先輩がどのぐらいイケメンなのかというと、もこっちがゴールした後どこで知り合ったのか、あまり関わりのないクラスメート達から質問攻めに合うレベルでイケメンなのですが、どうして余っていたんでしょうか。女子から殺到されるポジションだと思うのですが。

 

……ひょっとすると、イケメンオーラが漂いすぎてて敬遠されたとかでしょうか。戸愚呂100%は妖気を出しただけで雑魚妖怪を軒並み殺せるし、そういった類の強キャラなのかもしれません。心なしか立ち姿も強者特有の余裕を感じさせます。

 

 

 

 

 

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そしてイケメン先輩、まさかのもこっち指名。いやあさすが先輩お目が高い、よく分かっていらっしゃる。
自分のことを卑下しすぎて「陰キャラいじり」として思うのは捻くれすぎだろ!と言いたくもなりますが、「まさか私に気が!?」といった類の妄想をしないもこっちは謙虚になったなぁ、と改めて思います。

 

 

 

ただ、イケメンに動揺しているとは思われたくない(意識している時点で……)ので、無表情でコサージュを付けようとするもこっちでしたが……。

 

 

 

 

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中々付かず、息が荒ぶるもこっち。動揺を隠しきれていません。とても可愛いです。

 

 

 

 

 

 

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そんな頑張ったもこっちへの、イケメン先輩からのご褒美はポンポンでした!
……もこっち、覚えていますか。
喪85で誰でもいいから頭をポンポンしてほしくて、階段の手すりの下でしゃがんだり、教室の花瓶の水を換えてるアピールをしたり、見苦しい涙ぐましい努力を重ねたことを。
その夢が今叶ったんですよ、もこっち!!

 

 

 

 

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!?

 

 

 

 

 

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……どうやらこの半年間で、もこっちは僕の想像以上に成長していたようです。
以前のもこっちなら一喜一憂どころか意識が大気圏外まで飛翔していたであろうレベルの大事件なのですが、頬をニヤニヤするに留め、過去の自分を振り返る余裕すら見せています。
ある意味つまらない人生になる」……色々と考えさせられる一言ですね。
確かに傍から見て涙が出るようなみっともないことをして、一喜一憂するもこっちは面白いかもしれません。
でも、こういった成長を遂げていくもこっちを見るのは、違った意味……それこそ良い意味で面白いというか、暖かい気持ちを感じます。

 

 

 

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コサージュを付け終え、廊下を移動するもこっち。さり気なく隣に吉田さんが居るのが微笑ましいですね。
そんな中、他のクラスの喧騒の中に今江先輩の姿を見つけます。

 

 

 

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オ……。

エンジェリックスマイル……天使のような微笑みを向ける今江先輩。と、尊い……。

 

 

 

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しかし動揺してしまったのか、教室に入って言葉をかわすというようなコミュ力の高い行動はできず、軽く会釈するだけで足早に去ってしまいます。

 

 

 

 

 

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そんな自分に嫌気が差したのか、「言うほど成長していない」とまたも自分を卑下するもこっち。

いえ……そんなことはありません。もこっちは大きく成長しています。そのことは、ワタモテ読者なら誰もが分かっていることでしょう。
この「うまく挨拶できずに後悔する」行為そのものが、もこっちの成長を示しているといっても過言ではないのですから。

 

 

 

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場面はいよいよ卒業証書の授与式に移ります。なんかネモが普段より可愛く見える
……なんと、周りの席にはもこっちと関わりを持った生徒たちの姿が多いですね。以前からは考えられなかった光景でもあり、感慨深いものを感じてしまいますね……。

 

一方、薬を飲み忘れた影響で顔の赤いもこっち。授与式でも鼻水が止まらず、鼻をずずーとすする有様でしたが……

 

 

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もこっちが泣いていると思ったのか、何も言わずに微笑みをたたえながらハンカチを差し出す加藤さん。ォ……!!!ォォオ……(尊すぎて言語機能を失う)
……なんて優しい人なんでしょうか。無限に好感度が上がっていって逆に不安になるレベルです。美人だし優しいとか欠点が見当たらないんですが。
これは花粉症だと弁解するもこっちに、

 

 

 

 

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追撃するようにネモがティッシュを差し出します。
や、やさしさに包まれたなら……(涙)
ネモがティッシュを自主的に差し出す。この行為の意味は深そうですね……。
間違いなく、今のもこっちは幸せ者です。何も言わずとも、ハンカチやティッシュを差し出す友達が居るのです。以前からは考えられないことなのです。

 

 

 

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そしてそれは、もこっちが一番自覚していることでもあるようです。

……もこっちの脳裏に、一年の頃からは考えられない言葉が浮かびます。

 

「そこそこ人から構われ」
「それなりに高校の思い出もできて」
「高校生活もそんなに悪くないのかも」

 


田村さん、吉田さん、ガチレズさん、(一方的に)うっちーと親しくなり……
ネモの隠された真意を知り、加藤さんと雪の降りしきる日にネイルを通じて親しくなり……
それらはいずれも修学旅行以後でした。それは一年の半分にも満たない短い期間です。

 

 

 

 

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ですが、その短い時間だけでも、もこっちは"プラスの感情"と言い切っています。

 

 

プラスの感情を抱いたまま学校を卒業する」……一般人にとっては簡単でも、コミュ障にとっては難しい試練です。
……もこっちは以前、「高校生になったら人生の難易度がハードモードになった」と言っていました。
つまり、今ならハードモードをハッピーエンドでクリアできるということ。今卒業できれば……そう思うもこっちの気持ちは痛いほど分かります。

 


……豪雪の中無理に学校に行ったにも関わらず午後が休校になり、言わば無駄骨を折った時。
クラスメートたちとの交流を経て、「行かなきゃ良かったとも思わない」と、もこっちが思ったその瞬間には、既にこの思いが胸中にあったことでしょう。
良いメンバーに囲まれた年のクラス替えは誰だって憂鬱なものです。
もし今のメンバーと同じクラスで居れたなら、きっともこっちは「私も卒業したくなってきた」と思うことはないと思います。

 

 

 

 

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そして、卒業生の代表、今江先輩が登壇します。
数少ない「かまってくれた人」が、最後の挨拶をする瞬間を見て、もこっちは何を思うのでしょうか……。

 

 

 

 

 

……この間、わずか8ページでした。

決して長くはないページの中に、多くの心揺さぶる瞬間があり、言葉にするのが大変な回でした。
これが前編……前編ですよ?後編があるんですよ!?

 

 

こんな短いページ数の間に幾度となく心揺さぶられ、思いに耽る漫画はそうそうありません。
改めてワタモテの凄さというかなんというか、そういったものを感じざるを得ませんでした。
後編は一体何が起きるのでしょうか。全く予測がつかないまま、6月1日の更新を待ちわびております。

 

 

……あれ、ところで今週、うっちーの姿が見えなかったような……

一体何処に行ったんでしょうか?

 

 

 

 

 

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(卒業証書授与の場面転換のコマから、少なくとも二列以上離れていることが示唆されている)

 

 

 

 

 

 

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