場末の。

ワタモテと働かないふたりの更新日が生きがいです

ワタモテレビュー喪118「モテないしオラつく」

7月20日(木)に、待望の私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!の喪118「モテないしオラつく」が公開されました!

 

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今週のワタモテは、まさかのあの人視点からです。これは予想出来ませんよ!
そして「オラつく」という不穏なワードがタイトルに含まれていますが、今回のプレビュー画像は誰なんでしょうか?

 

 

 

 

 

 

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そう、今週のワタモテはネモの友達、岡田さんの視点から語られます。
今までモノローグが描かれたことはなく、その心中は読者にとって計り知れぬ存在であった岡田さんでしたが、どのような人物かが今週で明らかになりそうですね。


……と、岡田さんの視線の先にはもこっちの姿が。一体何をしているんでしょうか?
壁に沿うように立ち、角の向こう側の様子を伺っているようです。何かから隠れているのでしょうか?

 

 

「陽菜はたまにあいつと話してるけど」
「私は結局2年間でまともに口きくことなかったな……」


ここで岡田さんのもこっちに対する印象が語られます。
いわゆる「絡みのない相手」。クラスには一人二人居るものです。
うっちーの属するグループのようにもこっちの陰口を叩く訳でもなく、ただ単に興味がない。
ただの「友達の友達」という、言わば他人の関係です。何か特別な印象を抱いている訳でもありません。

 

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ストローに口をつけながら、その絡みのないクラスメートの様子を見つめる岡田さん。
敢えてそのもこっちを見つめる目を描かず、表情を見せないこのコマはどこか印象的です。

 

 

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と、ここでもこっちにアラートが。どうやらメタルギアソリッド終了の時間が近づいてきたようです。

 

 

 

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吉田さんにあっけなく拘束され何処かに連れて行かれるもこっち。それを少し離れて見つめる田村さん。
読者からは「ああ、またもこっちがろくでもないことをしたんだな」とひと目で分かる光景です。
ですが、岡田さんはそれを違う形で受け取ったようで……。

 

 

 

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どこか上の空な岡田さん。さっきの光景が脳裏に浮かんで離れないのでしょう。
ネモと待ち合わせをしていたにも関わらず「悪い 先 教室戻ってて」と告げます。

 

 

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一方その頃、もこっちはクレーンゲームの景品が如く吊り上げられていました。
以前ゲームセンターでも吉田さんに胸倉掴まれて宙吊りになっていましたが、吉田さんの腕力は凄いですね。幾らもこっちが軽そうといっても、両腕で持ち上げるのは辛いと思います。

 

 

「おら────!!」
「やめなよ」

 

 

 

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「いじめとかダサいんだけど」

 

……なんと。岡田さんはいじめを許さないし、それを見ているだけの傍観者も許せない、しかもそれを止めに入ることのできる勇敢で良識のある性格でした。

しかもそれが友達の友達、言わば他人を助けるために動いています。
……なんということでしょう。カースト上位のリア充グループに属しながらこの聖人っぷり。この漫画にまともなキャラが増えました。ここにきて岡田さんの株価急上昇です。

 

 

しかし……二つだけ確たる事実があります。

 

 

・ワタモテは基本ギャグ漫画であって少女漫画ではないということ。
・もこっち:吉田さん=善:悪 の構図は絶対に成り立たないということ。

 

 

 

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岡田さんは吉田さんがもこっちをいじめているものだと思い込んでしまい、このことを荻野先生に伝えると告げます。田村さんは急展開に困惑気味です。


……ところで岡田さん、冷静ですね。上の立場の人間に報告する選択肢をちらつかせることで、その場を穏便に鎮めています。
例えば駅のホームでとっくみあいの喧嘩しているサラリーマンが二人が居たら、二人を力づくで引き離すよりも駅員を呼ぶのが正しい行動ですからね。

 

 

ただ、惜しむべくは別にいじめではない事は読者には分かっているせいでもどかしいことなんですが、岡田さんを責めることは出来ません。例えば、以前このようなシーンがありました。

 

 

 

 

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↑以前、智貴は卒業式裏側回(喪116)で、もこっちを今江先輩の元に連れて行った吉田さんを見て(ヤンキーにヤキ入れられてるのかと思った)と素直な感想を述べています。

吉田さんがどういう性格なのかを知らない人は、額面通りの印象で受け取ってしまいます。つまり、岡田さんにとって吉田さんは表面的な印象しかない絡みの薄い相手ということです。恐らく岡田さんだけでなく、クラスメートの殆どに「吉田は粗暴な性格のヤンキー」と誤解されているんでしょうね。こんなに可愛いのに

 



 

 

 

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険しい表情を浮かべる岡田さんの誤解を解こうとする田村さんですが、吉田さんに強く制止されます。一体何があったんでしょうか。
「吉田さんは悪くない!悪いのはちょっとバカな黒木さんだから!」というのは田村さんにとって日常ですけども、その事を伝えるのは大変ですよね。

 

そして、もこっちは岡田さんに助けられ、別の場所へと連れて行かれます。

 

 

 

「あ… え… えーと あ ありがと」
「別にあんたのことはどうでもいいけど陽菜の友達でしょ それだけだよ」

 

どうでもいい人間のために動いたのは、友達であるネモが悲しむからという動機なのでしょうか。
だとしたら、こういうネモから見えないところでネモのためになるような行動の出来る岡田さんは友達思いなんですね。
なんか清田くんといい岡田さんといい、リア充グループが聖人だらけです。ワタモテに出てくる聖人だけで打線組めそうなんですけど……。

 

 

 

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理由を聞く岡田さんに対し「大したことはしていない」と断言するもこっち。
あっ……(察し)

 

 

 

 

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 ↑被害者面

 

 

 

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……来ましたよ、皆さん。
ここ最近は鳴りを潜めていたクズっちオラオララッシュが。正直私は実家のような安心感を覚えています。
「本当に大したこと言ってないのに困るよね」と言わんばかりの困惑の表情を浮かべているのが実に救いようがありません。

 

それにしてももこっち、ゲーセンの時は吉田さんを怒らせる=ボコられる事をあれだけ恐れていたのに、今では積極的にキレさせにいっているようにしか感じられません。「まあ所詮クマさんパンツ(履いてるやつ)だしな」とか思ってナメてそうです。

 

 

 

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そして即強制送還されるもこっち。真の悪はどちらかを理解した岡田さんの判断は間違っていません。残念でもないし当然です。
このコマのもこっちには台詞はありませんが、表情だけでだいたい考えていることが分かるのが素晴らしいですね。

 

 

 

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よくよく考えればもこっちは岡田さんに「吉田さんのパンツの柄」を教えている訳ですから、何故自分が締め上げられていたのか理解できていないようですね。まるで反省していない……。
田村さんは相変わらず見ているだけですが、多分やりすぎそうになったら止めるレフェリー的な役回りなんだと思います。

 

 

 

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助けるべき相手を間違えた岡田さん。正義感があるだけに、両手で覆われた顔には後悔の表情が浮かんでいることでしょう。

 

 

 

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……そして今までどうでも良かったクラスメートの筈のもこっちが気になってしょうがなくなる岡田さんなのでした。

 


このオチは、もこっちの日常が傍から見るといかに非日常的(面白い状態)であるかを示しているように思えます。
喪116「モテないし二年目の卒業式(裏側)」において智貴視点から語られた回ではもこっちの交友関係の広がりを示した分、
今回はその広がった人間関係の面白さについて強調する回だったかな、と。
そして岡田さんを進級前で目立たせたのは三年生編への布石=岡田さんが準レギュラーに昇格かな、と私は推測しています。

 


多くのワタモテファンの方が三年生のクラス分けを予測されていると思いますが、個人的にはこの回でネモ、岡田さん、もこっちの三人は同じクラスになるんじゃないかな〜と思いました。
だって、「明日が終わったら二度と会わないだろうけど」は完全にフラグですよ。フラグは回収しないと。

 


ですが懸念事項は、岡田さんは前回クラス分けを見ているということなんですよね。
冒頭の「このまま別のクラスになったら」という台詞はifなのか、それともbe going toなのか、我々読者には分かりません。
あくまで「チラッと見ただけ」ですからね。「黒木」という名字を意識して見た可能性は限りなく低いでしょうし。
どちらに転んでもおかしくはないとは思いますが、話の展開的には同じクラスになってくれたほうが、今後もこっちに翻弄される岡田さんの姿を楽しめそうです。

 

 

ところで、岡田さんは「どうして陽菜はあんな奴と友達なんだ」とか思わないんでしょうか。いや……思ってるだろうなあ。

 

 

 

 

※更新直後の記事に大きなミスがありましたので訂正致しました、訂正前の記事を読んで頂いた方、申し訳ありませんでした。