場末の。

ワタモテの感想記事がメインです。たまに他の話題を取り扱った記事も投稿します。

ワタモテレビュー喪155「モテないしもむ」

4月25日(木)に、待望の私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!の喪155「モテないしもむ」が公開されました!

 

 

www.ganganonline.com

 

 

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「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い」15巻は5/11発売予定!!

 

3年生に進学したもこっちの青春の数ページとなる球技大会編が収録!
そしてもこっちを中心としたメンバーの進学事情、受験に対する姿勢……。
果たしてもこっちはそれらにどう向き合うのか……乞うご期待!

 

 

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そしてBOOKMARK浅草橋では15巻の発売に合わせて原画展が開催!

やはり原画展か…いつ出発する? 私も同行する。

 

 

 

 

閑話休題。
さて、今回の話タイトルは「もむ」……「もむ」という単語をどう捉えるかは読者次第なのは十分理解していますが、随分挑戦的なタイトルであると言わざるを得ません。
私は「わたモテは百合漫画なのか?」という問いに対し、「一概にそう言うのは違う」というスタンスでいるのですが、遂にもこっちが何かのアクセルを踏んでしまうという事なのでしょうか。

 

 

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今回のプレビュー画像はもこっちとネモです!
この細長い用紙とセリフからして…。

 

 

 

 

 

 

 

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こういう表現が正しいのかはわかりませんが、真っ当な青春漫画のような扉絵です。わたモテの穏やかなシーンで散見される光のエフェクトまで付いてきています。
黒板では三家さん(豚の餌)が壁ドンされている微笑ましい光景が…ですが黒板を消している和田くんにとっては「どいて」とも言えない感じです。三家さんの彼氏(かっくん)は手で黒板を触ってますし、流石にもう拭いた後でしょうか。
また、加藤さんとは深い友人である夏帆さん、岡田さんと挨拶を交わす様子が描かれています。元クラスメートであるため当たり前かもしれませんが、夏帆さんは基本的に加藤さん絡みの登場しか今までないため明確に交友関係が描かれているのは今回が初めてになりますね。
そして清田くんの腕に隠れてはいますがうっちーの姿が。今まさに登校してきたと思われるもこっちの様子からして、恐らくは海浜幕張駅周辺からもこっちの後ろをつけていたものと推測されます。

 

 

 

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もこっちがプレビュー画像で持っていた細長い紙はやはりテスト結果用紙だったようです。
得点を総合してみればクラスの中の上ぐらいでしょうか…ここ最近の勉強の結果が出たのかもしれません。現文の成績が良いのは流石です(勉強してなくても普段本読むオタクが取れがちな教科)。
古典と英語Ⅱが平均を割っているのは、単語の詰め込み量がまだ足りていないということなんでしょうか。結構リアルです。
数学等がないのは私立文系を選択したからなんでしょうかね。

 

 

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(まぁまぁか…)と結果にやや満足気味なもこっち。するともこっちに声を掛けたのは加藤さん。試験結果の見せあいっこを提案され動揺を隠せないもこっち。
加藤さんのヴェールに覆われた成績が遂に明らかになることにもこっちもワクワクを抑えきれないようです。
でも、偏差値2って例え0点取っても早々出る訳ねーだろ

 

 

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例え勉強できなくても見た目だけでサイバー●ージェントのキラキラ女子枠とかになれそう、など加藤さんの作中世界での圧倒的美人っぷりが強調された後に公開された成績はなんと英語ライティング100点。ぶっちぎりのクラス一位です。
性器を全て英単語で表現する加藤さんを「ポルノスター以外そんな英単語自然に使わねーぞ」と評するもこっちですが、そんな言葉を使わせるに至ったのは全部もこっち絡みのエピソードなのをお忘れでしょうか。加藤さんは普段性器の話なんてしないでしょうよ。
…と、そんな英語のできる加藤さんですが、もこっちの英語の点数が低いことを気にします。
どうやら加藤さんがもこっちの成績表を見たがったのは、青学受験において点数比重が多い英語の点数が高いかどうかのチェックだったようです。
もこっちの英語の点数が低いようなら一緒に青学へ入学する為にも教えるつもりだったのでしょう。ある意味目論見通りなんでしょうね。

 

 

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するとそれが切欠になったのが、身の回りの人間の点数が気になり始めるもこっち。
まずネモの成績表を見たがるもこっち。出来が良くなかったのか渋るネモ。
そして、「何故まず私ではなくネモの成績表を見たがるのか」と言わんばかりに頬杖をついてもこっちを目で追う田村さん。間違いなく妬いてます。

 

 

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一方、田村さんから見られている事も気づかず、もはやネモクロを象徴するような煽りあいをする二人。そうそう、こういうのがいいんだよこういうのが…(ゴローちゃんみたいな顔で)
また、ネモがもこっちのツラを見て馬鹿にされている事に気づく程度には二人の親密度も高くなっている事が示されています。

 

 

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そしてここで「智子 見せて」と簡潔に成績表の見せあいっこを提案する田村さん。
理由としては間違いなく、ネモに声を掛けて自分には中々声を掛けないことに痺れを切らしたからでしょう。田村さんが外的要因もなくこのような提案をするのは余り考えられないですからね。
……で、結局ネモにも田村さんにも成績で負けてしまうもこっち。
ひょっとしてもこっちグループ、吉田さんを除いて全員総合点が平均以上の優秀なグループなのでは…?ネモに至っては本人曰く出来が良くない状態でそれですから。

 

 

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「受験ダメそう」で田村さんが嬉しそうにしている理由ですが、もし「もこっちが浪人したら(自分が自発的に浪人・留年することで)もう一年長い時間友達で居られる」という理由だったら少し切な……いや、めちゃくちゃ重いわ。
もしくはこの後の「勉強教えようか?」という流れからして、「自分が勉強を教える流れになれば放課後過ごせる時間が長くなる」と思ったから…という理由も考えられますね。なんだか恋愛漫画のような思考ですが…。
その提案に対して「教えるの下手そう」でバッサリ切るもこっちも大概酷いですが、「下手じゃないけど」という田村さん、何の根拠があってそう言えるのかは確かに気になるところです。

 

 

 

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扉絵でも出ていた夏帆、遂にもこっちとの接点が生まれます。一応2年生の時に同じクラスメートだった筈なので面識はある筈ですが、やはり声は震えてしまう様子。
結果的には元2年4組メンバーで勉強することになりましたね。
ですがもこっち、勉強に集中できていないのかどこかを虚ろに見つめています。
そして放課後の図書室だけでなく、自宅でも加藤さんから貸してもらった英単語帳をめくり、ひたすら単語を詰め込んでいくもこっち。次第に息苦しさが増してきているのでしょうか、勉強の合間のため息もどこか重たいです。

 

 

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「私はもう覚えてるから」と快く単語帳を貸してくれた加藤さん曰く、発音しながらの暗記が大事とのこと。
もうこっちの脳内では加藤さんは華麗に性器を英語で言うキャラになってしまったのかそういう単語ばかりを暗記しようとしているろくでもない映像が浮かんでいます。表情は可憐なのにね。
ちなみに一見まともなJohnsonもスラングです。何故そういうことばかりの知識に長けてしまうのか、もこっち。

 

 

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そしてさらっと「3000ぐらい単語覚えれば大分理解できるようになる」と、もう受験まで間もないもこっちに過酷な数字がのしかかります。
トドメには「NO」と言えるはずもない「一緒に行こうね 青学」という言葉と美しい表情。
自分のレベルに合わせて進学した高校受験とは違い、自分のレベル以上の目標を立てて努力するというもこっちの今までの人生にはない大学受験というイベントに苦戦しているようです。
翌日の放課後にも放課後の勉強会に誘われますが、どこかもこっちの目は虚ろですし、「うん…」と覇気がありません。

 

 

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そして前述のもこっちが息苦しさを感じていることを証明するかのような2コマ。
受験勉強する必要のない3人を自然と目で追ってしまいます。
喪147では一緒にゲームセンターの麻雀で遊んだメンバーですが、今のもこっちには彼女らと一枚隔てた窓ガラスがとても厚く思えていることでしょう。この辺りの吉田さん達は(もこっちにとっては)束縛からの解放の象徴として描かれており、この話のラストにかけての展開はまさに束縛から一時的にでも開放されるさまが描かれます。

 

 

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そして先日に引き続いて夏帆と加藤さんと勉強することになるもこっちですが、今日はネモと田村さんの姿はありません。
その上、なんと喪153で大活躍したバリバリの体育会系クール女子である風夏さんと、ノリノリで表彰台に行った陽キャ感マシマシな女子と同席することに。
もこっちは目を見開き、口をぽかんとあけて呆然とした様子でテーブルに陽キャが増えていくさまを見つめます。宛らこの世の終わりを見つめているようです。

 

 

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加藤さんに「こうなるなんて聞いてない」と言いたげな絶望に沈んだ瞳を向ける様子

 

 

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もこっちの(ゆりもネモもガチレさんもいないから完全アウェイだな…)というモノローグ通り、会話にも入れず必死にペンを走らせるもこっち。さりげなくガチレさんに呼び方が短縮されてます。そのうちガチさんとかになりそうです。
本来もこっちがやりたい勉強会というのはこのような談笑を交えながらのものなんでしょうが、それの輪に入れないとなると集中もできず、パンク寸前で精神的にもキツく…あまりいい環境ではないのかもしれません。
すると、その輪の中に入れないもこっちを気にしてか──加藤さんの横にいることで一目置いたのか──風夏さんが声を掛け、「私 佐々木だからよろしくね」と挨拶。
そして表彰台に上がった方の女子は「成田美保 よろしく」と、これで新キャラクター二人のフルネームが明かされましたね。

 

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すると、色々パンク寸前のもこっちに加藤さんは単語帳の話題を振ります。
「1日20個覚えれば受験に間に合う」というのは、言い換えれば「1日に20個覚えなければならない」というプレッシャーに繋がります。
しかも決して薄くはない単語帳をクリアしてもまた新しい単語帳が来る、という現実。
「うん」とうなずくもこっちの目は先程からずっとぐるぐるしています。

 

 

 

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そして「疲れ」という単語がモノローグではありますが飛び出してしまいます。
喪143で行われたゆうちゃんとこみなんとかさんの3人でやったダラダラとした勉強会…効率という点では少し劣るかもしれませんが、そっちの方が楽だったと振り返ります。気心の知れたメンバーというのもあるでしょうし、居心地の良さは大事ですよね。
更に「勉強の合間合間にセクハラできたし…」と後頭部でゆうちゃんの胸を堪能した過去を振り返ります。集まった目的がすり替わってねーか
……まあ、勉強の合間の「息抜き」が必要ということなのでしょう。加藤さんが真面目だし、加藤さんの前では肩に力が張ってしまう分少々息苦しさが過ぎるのかもしれません。

 

 

 

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そして漏れた言葉が「おっぱいとかさわりてぇ…」というど直球な言葉。
普段は流石のもこっちでも最低な妄想や言葉は脳内に留めているのですが、遂に我慢ができず口から漏れ出してしまったようです。
図書室に似つかわしくないどころか風俗で出るような低俗な言葉に「黒木さん?」とぽかんとした様子の加藤さん。

 

 

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そして怒涛の言い訳が始まるのですが、「休憩でおっぱい触らせてきて」などとゆうちゃんを痴女扱いするもこっち。
触ってんのはオメーの方だよ、という感じですし、喪120ちんこの画像を送りつけてきたことにした罪に更に罪を重ねるのでしょうか。もう菓子折りじゃ足りないですよ。
これには流石の加藤さんも呆れ……

 

 

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加藤さん?
いよいよ加藤さんがもこっちの見ている幻覚説が濃厚になってきました。

 

 

 

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美保さんも思わず開眼

この風夏さん達のリアクションは当然と言えます。
この後の「そういう普通のじゃれ合いやったことないから」という加藤さんのセリフからも、加藤さんは友達の間でも少し俗世から離れていると言うか、近寄りがたいという表現は言い過ぎかもしれませんがお嬢様のような存在であることは推測できます。(雑に扱えない)誰にでも優しいという性格の良さもありますから、男女誰からも一目置かれている存在であることは違いないのです。
その加藤さんが「触る?」などと言う姿を目の当たりにするとは思っていなかったでしょう。
その予想だにしない加藤さんの言葉に翻弄され「へ?あっいえ?へへへ…?」と動揺するもこっちを見て微笑む加藤さん。
それを見た風夏さん、(あっそういう冗談か……昔はそういうこと言わなかったけど)と平静を取り戻します。
加藤さんから飛び出したセクシャルな冗談には驚きを隠せないようですが、もこっちのせいで性器の名前を連発したことを知ったらぶっ倒れそうですね。
そして、勿論ですが加藤さんが普段からシモいネタだとか、冗談を多く言わないだとか、そういう真面目な性格であることが再認できます。

 

 

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あすか!!?

 

 

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そして廊下で向かい合う二人。「いつも友達にしてるみたいにしていいよ」と胸を揉ませることを「女の子みたいなじゃれ合い」と表現します。違いますよ加藤さん、眼の前に居るのはJKの皮を被ったおっさんです。
しかしいざ「触っていい」と堂々と突き出されるのはそれはセクハラではもはや無く、妙な緊張感が生まれてしまいます。メンタルケアとしての医療行為に近いのです。
その上それが「少しでも力になれるなら」という献身的な理由となるともう触れないですよ。一度揉んだらもう後戻りできませんし、もこっちには勉強の鬼になる義務が発生してしまうのです。

 

 

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廊下から戻ってきた二人を目を見開いて見つめる加藤さんの友人三人。
気まずそうな汗を二人共流しながら無言で着席する二人を見て、触らせたのか触らせてないのかでモヤモヤしてしまいます。
折角の勉強会なのに手がつかなくなってるじゃねーか。

 

 

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そしてすっかり日も暮れた頃、帰路につくもこっち。
結局加藤さんの胸をもむことはありませんでしたが、その選択を取って以降の加藤さんの表情(ゆうちゃんと平沢さんによく見られる汗マーク付き)を見て、少し複雑な心境になったようです。
加藤さんとしてはセクハラされることを望んでいるわけではなく、もこっちの望みを叶えるためというあくまで献身的な理由によるものですから、断られたのが少しショックだったのかもしれません。ゆうちゃん相手に気軽にセクハラしているという事実が更にそれを加速させているのだとは思います。
それに対して(あんな風に悲しい顔されるなら もんどけばよかった……)と内省するもこっち。見てると頭が痛くなってくる感じのモノローグです。

 

 

 

 

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もこっちが帰路にあるゲームセンター(セガ)を通り過ぎようとした時、入り口に溜まっているヤンキーJK集団に気づきます。それは、もこっちが夕方窓際から見つめていた吉田さん達です。
「お! 黒木じゃねーか」と杏奈さんに声を掛けられるもこっち。改めて思うんですが交友関係がスゲー事になってます。超絶美人の女子には胸を差し出され、ヤンキーには親しげに声を掛けられるなんてハーレムルート狙ってるギャルゲー主人公さながらです。

遅くまで勉強をしていたことをサラッと褒めながら、帰宅を提案する杏奈さん。すると吉田さんは何か思うことがあったのか、麗奈さんからバイクを借ります。
ヘルメットが2つあることを確認したということは…。

 

 

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そう、もこっちとの二人乗りです。
バイクに跨る吉田さん、絵になりすぎです。首を傾けながらのなめるような視線がセクシーというか…元から美人ですがこの辺りのコマの吉田さんの顔の作画は気合が入っているように思います(「ちゃんとつかまっとけよ」のコマとか)。
ついでにセクハラ魔人もこっちに「胸つかんだら殺すぞ」と牽制します。ラッキースケベされまくっていることにやはり思うところがあるようです。

 

 

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夜道を二人乗りで走る二人。もこっちにとっては初のバイク経験。車とは比にならない体感速度に驚きます。
そして吉田さんに進路を決めているか大きな声で聞くもこっち。
このやり取りは前述した息苦しさ、束縛からの解放が詰まってるんじゃないでしょうか。
バイクに乗るという非日常、爽快感。そして周りが進路を固めて必死に勉強をしている最中、そういうのを考えていない自由な友人の存在は肩に伸し掛かる重圧を和らげてくれることは想像に難くはありません。
そしてなによりも、重要な答えはラストのコマの低俗な言葉に詰まっていると思います。

 

 

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急ブレーキ気味に止まったおかげで「つかんだら殺す」と言われていた胸を掴んでしまうもこっち。そうはならんだろ。
このコマで一番注目したいのは、吉田さんが「殺す」と言っておきながらヘルメットの上から殴ってることですね。優しさが滲み出てるシーンです。

 

 

 

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吉田さんの「二人乗りで送っていく」というのも、吉田さんがよく見せるもこっちへの優しさの一つだと思います。ひょっとしたらもこっちが受験勉強で疲弊しているのを見抜いたからでしょうかね。
それに対してフルメタルジャケットネタで礼を言いますが吉田さんに伝わるわけもありません。元ネタ知らなかったら余計にヤバイ台詞ですし。
もこっちの弟が智貴であることを知った上でこのジョークを受け取っていたら吉田さんの反応は変わっていたのでしょうか?

 

 

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そしてバイクで去っていく吉田さんの背中を見つめながらこのモノローグ。
最低極まるモノローグです(特に吉田さんに失礼)。もこっちはオープンキャンパスを経て一応青学に行くという目標は立てましたが、将来のビジョン、確固たる進路というものは持っていないのです(強いて言うならもこっちはラノベ作家でしたかね)──というより、高校生のうちから確たる夢を持っている生徒なんてほとんど居ないと思います。偏差値から行ける大学を割り出して、なんとなく進学するという生徒がほとんどだと思います。
この「色々」に詰まっているのは大学のみならず、自分のふわっとした未来を全て包括した不安なのだと思います──その中におっぱいも含まれているのでしょうが、そのもこっち自身の未来のビジョンとか、そういった目的になるものがはっきりと見えないままとりあえず受験勉強に励まなければならない状況というのは、もこっちにとってモチベーションが上がりづらい要因でもありますよね。
果たしてもこっちはこの先、何か受験勉強のモチベーションに繋がる出来事に遭遇することができるのでしょうか。
……例えば、あの先輩が進学していることを知る……とかですね。