場末の。

ワタモテの感想記事がメインです。たまに他の話題を取り扱った記事も投稿します。

ワタモテレビュー喪149「モテないし先輩になる」

1月17日(木)に、待望の私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!の喪149「モテないし先輩になる」が公開されました!

 

 

www.ganganonline.com

 

 

f:id:ciel_machine:20190131014649j:plain
私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!第14巻好評発売中!!

 

もこっちを巡る関係大変動のGW編完全収録ッ!!
そして喪140の別視点にはまさかのあの人登場…!
ワタモテファンの皆も、そうでない皆も絶対に購入ですっ!
もこっちはどう変わっていくのか、そして取り囲む皆もどう変わっていくのか…絶対に見逃すな!

 

 

 

 

 

 「先輩になる」
もこっちが変わる切欠になった存在として修学旅行メンバーを挙げるのは勿論のことですが、それ以前から何回ももこっちに手を差し伸べてきた大きな存在が居ました。
そう、今江先輩です。
もこっちにとっては他に大きな「先輩」と呼べる存在はおらず、もしもこっちが誰かの「先輩」として行動するならば、行動の模範となるのは今江先輩なのです。

果たしてもこっちは今江先輩のように「与える側」になることはできるのでしょうか…?

 

 

f:id:ciel_machine:20190130232524j:plain
今回のプレビュー画像は平沢さんもこっちです!
…ふと鏡を覗き込んだら背後に幽霊が立っていた的なホラー映画を彷彿とさせる構図ですが、実際には恐怖シーンでもなんでもなく…。

 

 

f:id:ciel_machine:20190130232552p:plain


昼休み、ベンチに座る平沢さんの背後から弁当を持ちながら近づくもこっち。
どうやら平沢さんと食事をする約束をしていた様子。喪142の「(昼食は)私と一緒に…」の台詞を回収する形となりそうです。

 

 

 

f:id:ciel_machine:20190130232620p:plain
一方の平沢さんはベンチで待ちながら何をしていたのかというと、髪型を弄ったりリップを塗り直したり…。
尊敬する先輩に少しでも自分を良く見せたいという気持ちが見て取れます。下手したらサッカー部の彼氏と会う時よりも気合を入れているかもしれません。

 

 

 

f:id:ciel_machine:20190130232647p:plain
そして背後から近づくもこっちに気づかずこのリアクション。
柱(担当のコメント)でも書かれているように「あざとい」可愛らしい定番のリアクションを返します。

 

 

 

 

f:id:ciel_machine:20190130232718p:plain
「この時間は大切で…。」
というアオリ文ですが、少なくとも平沢さんの心境を示す一文であることには間違いありませんが、もこっちにとってもこの時間が大切であるかどうか、というのは気になるところです。「天然畜生」などとよく内心コケにしていますが、貴重な数少ない後輩と接する機会なので無碍にしているわけではないとは思います。
また、もこっちが正面を向いているのに対して平沢さんが90度横を向いているのはこの二人の関係性をよく示しています。好意の強さがそのまま角度に現れていますね。

 

 

 

f:id:ciel_machine:20190130232735p:plain
流石にお色直しほどの気合は入れていないと思いますがもこっちの言語センスが光ります。ただ単に「再び化粧を整える」と言いたかったけども適切な単語が浮かばなかったのだと思います。
もこっちはまさか自分と対面するのに気合を入れるなんて思いもしませんから「この後男に会うとか…」と言います。平沢さんと男は脳内でのセットイメージなんでしょう。
ですが平沢さんの回答はもこっちまっしぐらです。

 

 

 

f:id:ciel_machine:20190130232829p:plain
それを受けてもこっち「面倒くせー…」と一言。実際の所は前述の通り、もこっちに少しでも良いように見てほしいからという気持ちに他なりませんがそれに気づくはずもありません。
「素顔でいたらマナー違反ってどういうことだよ…」とネガティブな方向性に発想が広がっていきます。
そして喪147では「もぐもぐ」だった食事中の擬音が「もちゃもちゃ」に戻っています。ありがてえ。
もしかして前回はハンバーガーだったからあの擬音だっただけで、水分を多く含む米だとこの音が鳴るのでしょうか。それとも知らない人が多く居る環境かそうでないかの違いが影響しているのか…研究の必要性がありそうです。

さて、そんな勘違いから思い悩むもこっちでしたが…。

 

 

 

f:id:ciel_machine:20190130232841p:plain
可愛い。そしてあざとい。
自分のために身だしなみを整えていた、という発想に及ばないもこっちが察して「可愛い」と自発的に言うはずもないので、平沢さんからアタックが仕掛けられます。
それに対してのもこっちの反応は…。

 

 

 

f:id:ciel_machine:20190130232911p:plain
ワタモテではゆうちゃんに特徴的な「汗」が平沢さんにも。天然キャラが困惑している記号なのだろう。


余りにも辛辣すぎる。
勿論、もこっちにどう見られているかというのが重要であって、求めているのは同調的な「かわいい」ではないのです。
……が、当然もこっちがそんな「かわいい」の言い合いっこをするようなコミュニティに属していないのは我々読者がよく知るところ。1年時(暗黒時代)の休み時間に机に突っ伏していた光景が脳裏にフラッシュバックします。

 

 

f:id:ciel_machine:20190130233022p:plain
そして言ってあげるもこっち。
ここで喪132で唐突に登場した新キャラクター、誰っちが再登場です。
…というのは冗談ですが、平沢アイを通すともこっちがトーンによるグラデーションの掛かった(メタ)、どこか儚げな印象すらも抱かせる先輩に映ってしまうようです。

 

 

f:id:ciel_machine:20190130233041p:plain
しかし「かわいい」を言うのが不慣れであればあるほど(言うのに躊躇いがあればあるほど)感情というのは乗ってしまうものです。男の子に言われ慣れているだろうに、軽くない「かわいい」の言葉が効いたのか照れる平沢さん。
……やっぱりもこっちは天然ジゴロなのでは? 女の子限定ですが…。

 

 

f:id:ciel_machine:20190130233058p:plain
そして辺りに漂うこそばゆい空気をごまかそうと「あっ先輩は今日は友達と一緒じゃないんですね」と話題を変える平沢さん。唐突な話題の切り替えに「え?」となるもこっちですが、前回は友達をたくさん引き連れてしまい二人で食事できなかったことを謝罪します。

 

 

f:id:ciel_machine:20190130233113p:plain
おっと、平沢さんにも特殊なエフェクトがかかり始めました。どうやらこの中庭は特殊な空間のようです。
それを受けてもこっち、(私を知らないこいつから見たらそう見えるか)などと考え込みますが、いやいや、実際に友達多いでしょうよ。 あの中庭の光景を見せられたら誰だってそう思うし、その証明でしょう。

 

 

「私やっぱりまだ誰(女子)とも仲良くなれなくて どうやったら先輩みたくなれるのかなって」とうつむき気味に悩みを打ち明ける平沢さん。
「誰(女子)とも」という、わざわざ()を使用しての補足が入るぐらい、男子は仲良くなろうがなかろうがそういうカウントには入らないという思考が根底に根付いてしまっていそうです。そりゃあ、男は惑わされるでしょうな。
そして一番平沢さんが聞きたかったであろう、「どうやって友だちを作ったのか」という問いに対してもこっちは……。

 

 

f:id:ciel_machine:20190130233303p:plain
「自然と……  かな」


実際に言われたら嫌味でムカつく返答のようにも思えますが、これが事実なのだから仕方ありません。これだけわたモテを読み込んでも、いつの間にか運命の糸がそういう風に手繰り寄せられたとしか言いようのない交友関係の広がり方なんですよね。
そして今度の平沢アイを通したもこっち、グラデーションがかかると言うよりは色素が薄くなってます。光を放っている、ということなのでしょうか。
……が、この回答はどうにかして女友達を作ろうと模索している平沢さんを否定することになります。
案の定「作ろうとするものじゃなくて自然となっているものですよね…」と肩を落とす平沢さんを見てもこっちは焦ります。

 

 

 

f:id:ciel_machine:20190130233407p:plain
「ぼっちの言葉じゃねーな」
その通りです。
というかやっぱりアレなんですね。やっぱり先輩風を吹かせているというか、もこっちの心境的にも後輩の前でカッコつけたいっていうのがあったんですね。可愛いです。
そこでもこっちは「えーとほら」と必死にフォローを入れようとし、「男友達はいっぱいいるんでしょ?」と話題を振りますが「え? いっぱいってほどでは… 20人ぐらいです」と返す平沢さん。多すぎます
そしてもこっちは「逆に聞くけどそういうのとはどうやって仲良くなったの?」と今度は逆の立場から聞くのですが…。

 

 

f:id:ciel_machine:20190130233429p:plain
これ以上ないほどのカウンターパンチを食らう

 

ブーメランが戻ってきました。
これは決して嫌味バトルとかではなく互いに悪意なく殴り合っています。

 

 

 

f:id:ciel_machine:20190130233444p:plain
そしてこの反応。どう見ても煽りにしか見えませんが煽りではありません。天然畜生と呼ばれるのも分かります。
多分、こういう反応を素でやってしまうのが平沢さんに女友達が少ない理由の一つでしょう。

 

 

f:id:ciel_machine:20190130233500p:plain
貴重な食べ物が犠牲になる様子


それを聞いて何かいろいろ馬鹿らしくなったのか、「男の友達そんなにいるなら大丈夫じゃない? 生きていけるよ」「私が大丈夫って言ったら大丈夫」とどんどん言葉が投げやりになっていくもこっち。
……が、ここで「カッコつけ」をやめ……元々男友達が居るなんてことは言っていませんでしたが、「私なんて話せる男なんて一人もいないし」と正直に話します。
そう……互いに持っていないものを持っていて、それを欲しがっている(男友達⇔女友達)関係性がこの平沢さんともこっちの二人を語る上でのミソなんですよね。(もこっちは昔ほど男にガツガツしている訳ではありませんが…)
しかしその「話せる男なんていない」という言葉に意外そうな表情を見せる平沢さん。その理由は……

 

 

f:id:ciel_machine:20190130233542p:plain
キー助!?

ここに来て喪142でさりげなく撒かれた種が芽吹きましたね。
キー坊ではなく助にさりげなく呼称が変わってます。
確かにきーちゃんは嘘を言ってませんよね……誤解を招く言い方はしていますが。
さてそれを受けてのもこっち、正直に「小学生とゲームしていたから」「イカサマで積み上げた勝利」という恥ずかしい部分を吐露できたのかと言うと……。

 

 

 

 

 

f:id:ciel_machine:20190130233611p:plain
遊び(デュエル)だけの関係。決闘者(デュエリスト)ではない平沢さんには分かんねーよ。
ルビがデュエルで無ければなんて爛れた関係なのかと思ってしまいますが、実際はただカードゲームで遊んでいただけなのです。平沢さんにはさっぱり理解の出来ない領域の単語であることからその話題はスッと流され、もこっちは1・2年の頃、話す相手すら一人も居ない本当のぼっちであったことを明かします。
ふと思ったのですが、過去の辛い記憶を…それこそ「かっこつけたい」相手である後輩にスッと話してしまうところがもこっちの良いところと言うか、人を惹きつける部分なのかもしれないですね。
しかもそれを教えた理由が「男友達はいるし彼氏も居るし問題ない」と平沢さんを慰める為なのですから、本当にもこっちの成長を感じます。

 

 

f:id:ciel_machine:20190130233847p:plain
その言葉が俄に信じられないのか目を丸くする平沢さんでしたが、もこっちが修学旅行から今のメンバーと仲良くなったことを聞くと、平沢さんは来週行われる球技大会(クラスマッチ)の話題を振ります。
そう…平沢さんもそういう学校の行事を通じ、少しでもクラスのために活躍することで女友達を作る切欠を作れないか考えたのでした。
もこっちは「楽そう」平沢さんは「余ったので入れられた」という理由で同じ卓球を選択した(させられた)こともあり、放課後に一緒に練習に付き合ってほしいと平沢さんは懇願します。
もこっちなりに慰め、励ましたのが効いたのか、平沢さんなりに一歩前に踏み出そうとしているのです。
先輩の一言や態度が悩める後輩を良い方向に導く──これぞ「与える側」ではないでしょうか。一歩あこがれの人に近づけたんじゃないでしょうか、もこっち!

 

 

 

f:id:ciel_machine:20190130233943p:plain
マジレスはやめたれ。

…けど、大活躍したら周りからの見る目が変わるのは確かだと思いますけどね。
それとこのコマ、女友達が居ないことで悩む平沢さんの後ろで、女友達同士のグループが歩いているのもどこか物悲しさを感じさせます。

…そしてもこっち自身も、僅かな望みに賭けて変わろうとしている平沢さんを見て思うところがあるのか、(まぁ… でも…)「少しぐらいなら付き合ってもいいけど」と練習に付き合うことにします。
平沢さんに自分の過去のぼっちだった頃の姿と少し重ねている部分はあるのでしょう…放ってはおけないのです。

 

 

f:id:ciel_machine:20190130234037p:plain
そして約束の放課後、いつものように「帰ろうか」と声を掛ける田村さんでしたが、もこっちは「あっ今日はちょっと……」と言葉を濁します。
すると田村さん、普段は「そう…」と言って帰すところを「ちょっとなに?」一気に間合いを詰めます。先程まで穏やかな表情をしていたヘビー級ボクサーがいつの間にか懐に潜り込んでいたぐらいのプレッシャーを感じます。
どうやら田村さん、喪147で吉田さん一行ともこっちが遊んだことを存じ上げている様子であり、嘘ついて一緒に帰ってくれないもこっちに無表情で拗ねている様子です。可愛いなおい。
なので今度は正直に「卓球の練習を…」と返すもこっちでしたが、

 

 

f:id:ciel_machine:20190130234114p:plain
さすが名前を呼び合うまでに至った親友、もこっちの思考回路など全てお見通しのようです。
……が、もこっちが細かい事情まで説明すると「ふーん……」と大人しく引き下がります。次嘘がバレたらとんでもない事になりそうな気配を感じさせるやり取りです。
そんな嫁親友の追求を避け、「ふー……」と深い息を吐きながら体育館を訪れるもこっち。

 

 

f:id:ciel_machine:20190130234140p:plain
するとそこには空いた卓球台と平沢さんの姿が。
「これ借りていいの? 卓球部だけど」と困惑した様子のもこっち。隣では卓球部がバリバリ活動しているにも関わらず、「顧問の先生が来るまでは自由に使っていい」という許可を得たようです。というのも…

 

 

 

 

f:id:ciel_machine:20190130234214p:plain
一人の女友達を作るより超難易度であろうクエストを当然のように達成する
平沢さん。
しかも恐ろしいのは、一緒に昼ご飯を食べていた時点でこの動きができる自信があったって事ですよ。「卓球台借りれないかもしれない…普通無理だよね…」と思ってたら放課後に誘うなんて事は出来ませんからね。
しかもそれが同じクラスの卓球部の男子だけでなく面識が無いであろうキャプテン相手にもですから、平沢さんの対男子会話能力は作中でも最強かもしれません。
そして「それできるなら私じゃなく卓球部に教えてもらえば……」と至極まっとうな事を言うもこっちですが、「先輩とやりたいんです」と返す平沢さん。
大会で活躍したい、という気持ちに嘘はない(後のシーンでも明らか)と思いますが、ひょっとしたらもこっちと一緒に時間を過ごしたいというのも今回の提案の狙いの一つだったのかもしれません。

 

 

 

 

f:id:ciel_machine:20190130234249p:plain

もこっちの打つ球を尽く返球できず空振りしてしまう平沢さん。
そして空振りして姿勢を崩すたびにスカートが翻り、奥で卓球に励む男子部員達の視線を釘付けにしてしまいます。
……まさにあざとい動きであり、「男に媚びている」と天然で思われてしまう平沢さんの悲しいサガが現れているシーンでもあります。
それを目の当たりにしたもこっちは……。

 

 

 

f:id:ciel_machine:20190130234655p:plain
思考回路がおっさん寄りのもこっち的にはアリのようです。

 

 

 

f:id:ciel_machine:20190130234828p:plain
そして練習を終え、二人で並んで歩く帰り道。
平沢さんは何のメリットも無いのに付き合ってくれたもこっちに対し感謝を述べます。
すると、もこっちの脳裏に浮かぶのは…メリットもないのに助けてくれた今江先輩の姿。きっと理由もなく……誰からも慕われていた今江先輩は、誰にでも優しいのです。

今江先輩は大学に行き離れてしまいましたが、今江先輩から受けた優しさはいつももこっちの心の中に残っています。だからこそ、助けるメリットもないのに平沢さんを助けたの。もこっちは「与えられて、与えようとしている」のです。

 

 

そして「明日卓球漫画持ってくるよ」と、受験を控えているにも関わらず言外に「明日も練習に付き合う」意思を伝えるもこっち。
平沢さんもまさかそこまで付き合って貰えるとは思わず、笑みを零すのですが……。

 

 

 

f:id:ciel_machine:20190130235444p:plain
ピンポンが無かったので下ネタギャグが主体の稲中卓球部を持ってくるというオチは忘れないもこっち。ギャグ漫画主人公の鑑と言えます。

 

 

そしてなんだかんだで球技大会(クラスマッチ)当日。
果たして平沢さんの努力ともこっちの献身は報われるのでしょうか?
運命のトーナメント表第一回戦、平沢さんが当たるのは果たして──!!

 

 

 

f:id:ciel_machine:20190131005951p:plain

はい。
気まずそうな視線が中央で交錯します……というより、この卓球のメンバーがいつもの過ぎます。やっぱりネモとか加藤さんとか、もこっちの存在を意識して卓球を選んだのでしょうか。
……し、しかしアレですよ。展開的にはもこっちと当たりそうですよね。同じ真ん中に立ってますし……。そういう展開も熱いですよね。師匠と弟子みたいというか、なんというか。

 

 

 

f:id:ciel_machine:20190131010229p:plain

はい。

運の絡まない「ゲーム」においては最強の実力者、二木さん。何やら背後がオーラで歪んでいます。前日に灼熱の卓球娘とか読んできたんでしょうか。稲中を読んだ平沢さんとの如実な差がここで顕れてしまいそうです。

 

そして、師匠であるもこっちと、経緯を聞いていた田村さんが見守る中……。

 

 

f:id:ciel_machine:20190131010546p:plain
平沢さんの夢は一回戦で終了してしまいました。
クラスメートは「ウケる!一回戦で終わったんだけど」「男子の応援でも行く?」と気楽なものです。残念ながら余り勝敗に興味のないこのメンバーでは、平沢さんが仮に活躍したとしても、もこっちの言うように友達は出来なかったのかもしれません。

 

 

f:id:ciel_machine:20190131010714p:plain

ハイライトの消えた目で膝を付き、茫然自失となる平沢さん。
そんな平沢さんを見たもこっち。
落胆する後輩に、一番何をすべきなのか。
模範となるのは──。

 


(生徒会長(あのひと)なら) (どうするだろうか……)

 

 

 

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/c/ciel_machine/20170601/20170601230202.jpg

 

 

 

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/c/ciel_machine/20170601/20170601230211.jpg

今江先輩(あのひと)なら、きっと──

 

 

 

f:id:ciel_machine:20190131011636p:plain

……もこっちは平沢さんを優しく抱きとめます。背景の羽の表現は優しく包み込んでいるイメージですね。
これはもこっち自身の経験から、体が勝手に動いたんじゃないでしょうか。
……そして「が…頑張ったけど ダ…ダメだったね」と、少々気品のあるフォントになりながら少し震え気味に言葉を紡ぎます。でも何を言うかとかは特に考えていないもこっち、行き当たりばったりの抱擁の結末は…

 

 

 

f:id:ciel_machine:20190131012031p:plain

女の子が弱っているところを襲う変態になってしまったのでした。匂いにさえ言及しなければまだ変態っぽさは薄れていたのかもしれません。
……しかし、今のもこっちの精一杯がこれというか、なんというか。与えていく連鎖が詰まったオチのコマだとするなら、これもまた良いものではないでしょうか。

 

 

 

終始今江先輩の影響の大きさを実感することとなった喪149。今後平沢さんという貴重な慕ってくれる後輩に接する以上、その存在の大きさは薄れることはないと思わされましたね。
そして何度も言いますが、最新刊14巻にはなんと…!

なんと……!!

 

 


ご購入ください。