ワタモテレビュー喪141「モテないしきーちゃんと高校に行く」
9月6日(木)に、待望の私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!の喪141「モテないしきーちゃんと高校に行く」が公開されました!
以前告知しました通り、喪141から更新を再開致します。
お陰様で体調の方はすっかり回復いたしました。これから再び気合を入れて更新していく所存です!相変わらずの遅筆で大変申し訳無いのですが、どうかお付き合い頂ければ幸いです……。
さて、私にとっては復帰明けとなるこのエピソードですが……一体誰が登場するというのでしょうか?
!?
そっ……そんなっ!
きーちゃんは夏と冬の休みにしか現れないんじゃなかったのか──ッ!!
そんなわたモテファンの絶叫が聞こえてきそうなプレビューとサブタイトルからのド派手な登場!
今回のプレビュー画像はきーちゃんですッッ!!!
遂に現れた最強の従姉妹……もこっちの運命や如何に!?
力の抜けた声を漏らしながら、両腕を広げ天を仰ぐもこっち。
無理もありません──カレンダーに目を遣れば、田村さん、ネモ、加藤さんと3日連続の大学見学を敢行した証が記されています。
「勉強しないとなー……」と受験生としての危機感を感じさせる言葉を口にしますが、どうやらやる気が出ないままベッドから起き上がれない様子です。
すると、そんな寝転がるもこっちの目の前の扉から……。
過剰演出でもないのにホラーな印象をバッチリ与える登場シーン
嫌でもベッドから起き上がらなければならないイベントがやってきました。
それを迎え撃つもこっちといえば──
わたモテってバトル漫画だっけ?
宛ら宿命のライバルとの戦いを決意した主人公のような台詞と表情ですが、きーちゃんをサイコにしてしまったのは自分自身という業(カルマ)を背負っているからこそ逃れることは出来ず、向き合わなければならないと考えるとこの覚悟を決めた感じなのも納得出来ます。
……さて、実質扉絵の役割を果たした「きーちゃん登場」と「もこっちの反応」のページの次は落ち着いた会話が始まります。
どうやらきーちゃんが今回時期をズラしてやってきたのは受験を控えたもこっちを配慮してのことのようです。こういった細かい気配りが出来るのは本当にきーちゃんのいいところですよね。
このもこっちの仕草がとてもかわいい。きーちゃん相手にどう接して良いのか迷っている・落ち着かないのが分かります。
そんな性格からか細かいところにもすぐ目が行くようで、もこっちにしては珍しく予定の記されたカレンダーに目を遣り、もこっちが大学見学に友達と行ったことを知るのですが……。
「ふーん……まあいいや」
一見何気ない即座に会話を切るこの台詞ですが、自分から「大学見に行ったの?」と詮索しておきながらのこの台詞。もともと興味があって聞いたのであれば「どこの大学?」だとか、(きーちゃんはコミュ力も高いので)話を広げそうなものですが、この台詞からはどこか不満げなニュアンスすら感じさせます。つまり、本当にそんなイベントがあったのか確認するためだけの質問だったという事がわかります。
以前のもこっちでは考えられなかった変化──『自分が望むお姉ちゃん像』からズレた休暇日程に対しての複雑な心境が既に少し漏れ出ているのかもしれません。(事実、後述する荻野先生との会話シーンでは……)
そんなきーちゃんが「見せたいもの」と言って取り出したのはケ●ノフレンズのディスクでした。
喪104「モテないしきーちゃんは普通じゃない」において、不幸なすれ違いから互いにケモナー趣味だと勘違いしあった二人……。
「どんな変な趣味でも受け入れるよ」「帰ったらちゃんと勉強するよ……!」とどこか間違った方向性の危うい健気さを発揮したきーちゃんは、どうやらその勉強の成果を十分に発揮しようとしているようです。
アニメを見せられるもこっち側も「きーちゃんケモナーだったんだよな……」という絶賛勘違い続行中のため違和感に気づかず。互いが互いに気を遣って視聴し始めるというアンジャッシュのコントさながらの事態に発展します。
ケ●ノフレンズといえば一大ムーブメントを巻き起こした作品……とはいえ、もこっちはどうやら視聴していなかったようです。その理由は……。
智貴とフリース●イルダンジョン(MCバトル番組)を一緒に視聴していたからという、なんとも微笑ましい理由でした。
なんというか、喪102で一緒に鍋をつついたりアイスを買いに行ったりしていたのが思い出されます。黒木姉弟のさり気ない仲の良さを示すシーンが描かれるのはとても喜ばしいというかほっこりさせられますよね。それにお互いの部屋にはそれぞれテレビが有るのに、一緒のソファに座って視聴というのも良いですよね。
……さて、世間のオタク達がサーバルちゃんを応援している間呂●カルマを応援していたもこっち。
オタクの間で流行ったせっかくの人気アニメをこの機会に観てみようと試聴を始めるのですが、やはりバイオレンス要素に欠けるアニメは見ていて退屈なのか欠伸が漏れてしまいます。
そんなもこっちの様子を見たきーちゃん、「刺激が足りなかった」という部分に原因がある事を見破りつつも、「それとも…」と挟んでから「最近好きなこととかあるの?」と詮索します。
(元々もこっちはケモナーではないのですが)きーちゃんの中で「お姉ちゃんはケモノ趣味よりも最近熱中しているものがある(ケモノには飽きてしまった)」という判断を下したのでしょう。
そしてその裏番組のフリース●イルダンジョンを観ていた流れからか「ラップ」と返答してしまうもこっち。これで次会った時にきーちゃんがMCバトルを仕掛けてきたらどうするつもりなんでしょうか。
きーちゃんの中でのもこっちの趣味と言えば、Googleの画像検索でメスケモ画像を検索したり、或いはカードゲームで子供相手にイカサマを働いたりすることの筈なのですが、今までのそんなオタク趣味とはあまりにも乖離したそれに驚きを隠せないようです(大口は開けつつも汗一つ出ていませんが……)。
相変わらず驚かせてくれる……「いつもドキドキさせてくれる」存在である筈のもこっちなのですが、どうも以前とは様子が違う事をきーちゃんは察し始めます。
……これまでのもこっちは前述したカードゲームの下りはもちろんのこと、図書館で彼氏と嘯いた相手に土下座をかます、おしっこを漏らすも麦茶と言い張って誤魔化そうとするなど数々の醜態を晒してきました。
きーちゃんはそんなもこっちをもはや犬として扱っており(喪33、喪60)、駄目っぷりを極めるもこっちに庇護欲を唆られていました。「私が首輪を繋いでなきゃ駄目だ」という思いすら抱いていることでしょう。
↑喪33においてもこっちを餌付けし、お年玉を使わせないきーちゃん。きーちゃんのもこっちに対する思いはこのコマが象徴しているように思います。(言いなりにさせたいという訳ではありません。あくまで手のかかる、自分が躾けなければならない犬である、という事です)
ところが、読者の我々はこれまでのもこっちの立派な成長を見守ってきましたよね。誰かのために涙することもあれば、同級生と声を震わさずとも会話を交わせるようになったのです。
いわば、きーちゃんの知るもこっちが犬であるとするならば、今のもこっちは二足歩行を始め、立派に自立し始めている──つまりきーちゃんの「理想のもこっち像(愛犬)」からはもう乖離したのです。
そんなもこっちの変化に観察力に長けたきーちゃんが気づかないわけもなく、今のもこっちを「落ちついた」「大人っぽくなった」と評し、今までのもこっちでは考えられなかった「友人の名前の記されたカレンダー」を明確な変化の証拠として受け取ります。そして、流れるようにテーブルの上のネズミーランドのグッズに気づきます。どれだけ部屋を観察しているのでしょうか。
さて、ここできーちゃんは「写真? 見ても良い?」と言いながら封筒の中の写真を取り出すのですが、もこっちの返事を待たずして勝手に写真を取り出しているのが地味にポイントです。表情には一切出していませんし、モノローグも極めて平静を保っていますが、もこっちの変化の正体を探る為に少々躍起になっていると思われます。\やべえ/よ……
そこには友人に囲まれ、遊園地を満喫するもこっちの姿が。
……言うなれば、きーちゃんの知らないもこっちです。
(お姉ちゃんこんなに友達いたんだ)(それとも急に出来たのかな?)
きーちゃんともこっちが直近で出会ったのは正月。
それまでにバレンタインデー、打ち上げ、卒業式、ネズミーといった数々の濃密なイベントを過ごし、交友関係を広げつつ仲を深めていったもこっち……。
その結晶がこの写真と言っても過言ではないわけです。それを表情を変えぬまま見つめるきーちゃん。
(この人達とか関わってお姉ちゃんは変わったのかな?)
(それとも……)
それとも……に続く言葉はありません。
が、恐らくは「この人達をお姉ちゃんが変えたのかな」というニュアンスの言葉ではないでしょうか。
なぜならきーちゃん自身がもこっちによって変えられた立場ですからね。
そして「とりあえず急にラップとか言い始めたのはこの人の影響かな」と、ワイハーしている吉田さんを見つめるきーちゃん。
やはりヤンキーに対しての印象が凝り固まっているのは血によるものなんでしょうか。
それに続いて6人の写真では「この人とこの人も気になる」と二名を挙げるきーちゃん。ですが、誰を気になっているのは明示されていません。
推測の材料としては、「ワイハー」の写真ではゆりちゃんに対して反応していなかったことから、陽の気配を強く持つ人間であったり、それこそ吉田さんのようなヤンキーに対して反応している──つまり、これまでのもこっち(きーちゃんのよく知るもこっち)では絶対に交友関係を持ち得なかったであろう人間に対して反応しているのではないかな、と私は推察します。
よってきーちゃんが反応したのは「加藤さんと岡田さん」ではないかな、と(特にこの二名は、きーちゃんが以前会った正月時点ではほぼ関わり合いはゼロです)。
パッと見陽キャのネモや、もこっちが居なければ至って健全なコミュニティを築けていたはずのうっちーに関しては、きーちゃんの超能力じみた勘によって何かその内面を察しているんじゃないでしょうか(今話のラストでもその勘は発揮されます)。
そして少しでも変化の理由の正体を探るためなのか、それとも制服も持参しているぐらい(後のシーンで着ています)ですから予め行くつもりだったのか、原幕を見学したいと切り出します。
しかしそれに対して余り気乗りしないもこっち。「行ってもつまらんし……」と返すもこっちですが、「そんな事ないよ お姉ちゃんの通ってる高校だし」とグイグイ攻めるきーちゃん(もこっちが通っているからつまらなくない、と断言できるのはなんというか……こう、凄い)。終いには「それにもしかしたら私も通うかもしれないよ」とまで言ってしまいます。
地獄
何故でしょうか。こんな可愛い従姉妹と一緒に暮らせる筈なのに、想像の中のもこっちの顔は常に死んでいます。
まあ、寝食全て常に共にすることになるのはもこっちの想像通りでしょう。
一緒の布団で眠るという微笑ましい筈のシーンでは、何故かきーちゃんの目がサイコ化しています(喪61のオマージュ?)。
恐らくもこっちが寝るまで見つめ続けるのでしょうし、もこっちが不健康に夜更かししていたら犬を躾けるように生活習慣を正されそうです。
とはいえもこっち、地獄呼ばわりしてますがサイコ化の原因を招いたのは誰なのか忘れないでいてほしいものです。
さて、自宅から大学に通うつもりだからでしょう、必死にきーちゃんとの同棲ルートを避けようとするもこっち。「わざわざ遠くから通う程の学校じゃない」とネガティブキャンペーンを開始しますが、
何故でしょうか。田村さんの「四人(真子、吉田さん、もこっち)で一緒の大学に行きたい」という台詞はとても微笑ましい気持ちになるのですが、きーちゃんのこの台詞も意味合いとしてはほぼ同じにも関わらず恐怖を感じてしまうのは。二人とも「好き」という純粋な気持ちから発している筈なんですけどね……。
(よかった…! 一年早く生まれて!!)というもこっちのモノローグも結構酷い言い草な筈なのですが笑いを誘います。
……と、ここまできーちゃんを恐れる表現を多々してしまいましたが、ちょっと危ない方向性だとしてもきーちゃんがもこっちの事を大切に思っている──「一緒にいると胸がきゅーっとなる感じ」になるのには違いありません。
そんな大好きなもこっちと共に学校生活を過ごしたいという思いは、どうあがいても乗り越えられない年齢の壁によって阻まれているのです。
となると、ここで「せめて一緒に学校の中歩きたいな」という健気な願いを吐露するとともに、肩を落とすきーちゃんが実に可愛らしく見えてきませんか?これも全部もこっちの変化を探るために計算でやってるだとかは考えたくない
もこっちもそれに少し心を動かされたのか、「まあいいか……見学ぐらいなら」「サイコきーちゃんのサイコ化が止まるかもしれないし……」と態度を軟化。
……果たして、この決断がどう影響するのでしょうか。これがアドベンチャーゲームなら間違えたらゲームオーバー直行の選択肢な気もしますが、もこっちの運命やいかに。
さて、場面は切り替わり(オムニバス形式になり)原幕の校門前に訪れた二人。
「ここがお姉ちゃんの通ってる学校なんだね」「きれいだね」と校舎を見上げるきーちゃん。
このままではマズイと校舎前の犬のフンを指差し「学校の美化がなってない証拠だよ」とネガティブキャンペーンを必死に敢行するもこっち。同棲ルートだけは避けようと必死です。
さて、開放されている大学と違って見学の許可を取らねばならない二人ですが……。
早く逃げろ
荻野先生参上。
よりによってきーちゃんを引き連れている状態で現れるというのがまた神がかり的なタイミングです。
「今日GWで休みよ」ともこっちに声を掛けますが、そんなの言われなくても誰だって分かってると思います(恐らくは天然で言っているのでしょうが)。
そしてきーちゃんと荻野先生という、もこっち曰く「2大私のストレスの元」が揃ってしまいます。
荻野はともかくきーちゃんに関しては自業自得というか、業(カルマ)がナタをしょってやってきたという感じなのですが、まさかそこまで負担に感じていたとは……。
さて、荻野先生と言えば配慮に欠ける言動が多く、本人の言って欲しくないことや情報をうかつな行動・言動から大っぴらにしてしまうイメージがあります。
これには流石のもこっちも不安を隠しきれませんが、どうやら荻野先生、そんなもこっちの不安そうな視線(私のネガはやめろ)に気づきます。
……さすがはネズミーランド遠足を大成功に収めた名将荻野。愛する生徒のSOSをがっちりキャッチしたようです。
あ、これ何回か見たやつだ。分かってないやつだ。
恐らくは「分かってる。悪いようには言わないわ」ということでガッツリ褒めちぎりまくる荻野先生。加減ってもんを知らないんでしょうか。
……ですが褒めすぎとはいえ、喪130では「黒木は吉田と田村以外にも友だちができたのね」と頷きながら見守っていましたし、もこっちに友達が増えたことをしっかり認識しています。「いつも沢山の友達に囲まれていて」というのは間違いどころかむしろ正しいのです。
また、「ムードメーカー」というと率先してグループを率いるような清田くんのような存在を思い浮かべますが、もこっちの場合本人の意図に反して言動の一つ一つに過剰に反応する人達が居るので、実質ムードを支配していると言っても過言ではありません。つまり、嘘は言ってないのです。
そしてこの荻野先生の台詞を受け、きーちゃんの目がサイコ化します。
さて、ここできーちゃんは何故サイコ化したのかですが、私は前述した通り「(荻野の言葉を信じるなら)もこっちの学校での様子が自分の望むお姉ちゃん像とかけ離れているから」だと思います。きーちゃんにとってのもこっちは、母性本能をくすぐるような、「私が居なきゃ駄目だ」と思うような手のかかるペットでなくてはならないのです。
今回学校に訪れたきーちゃんの一番の理由は、こうやって実際に学校でのもこっちの様子を知る人間から情報を収集し、もこっちが具体的にどういう風に変化しているのかを知りたかったからだと私は考えます。
事実、荻野先生へ挨拶を終えてからすぐにもこっちが学校ではどういう様子なのか質問しており、学校関連の情報よりももこっち関連の情報収集を優先していることが推察できます。いやはや……恐ろしいですね……。
……さて、校舎内に入る前から既に一悶着ありましたが、次に二人が校舎内で出くわしたのは伊藤さんでした。
もこっちの知り合いの中では接点の薄い伊藤さん……二人の接点は「こみさんの友達」という部分だけなので、伊藤さんが振る話題も自然とこみさん関係になります。
ですがこみさん関係の話題は基本的にもこっちにとってどうでもいいことなので、訪れるべくして訪れた気まずい沈黙が両者を包み込むのですが……。
伊藤さんの左手に持つトランペットから吹奏楽部であることを知ったきーちゃん、同じ吹奏楽部という共通点を活かしもこっちの数倍話題を広げていきます。
さらっとコミュニケーション能力の高さを発揮するきーちゃん。これにはサイコ認定しているもこっちも評価を改めるチャンス……!?
もう高い能力を発揮すればするほどサイコパス認定が高まる領域まで来ているようです。
確かにサイコパスといったら愛想が良く、その異常性を内面に表に出さない印象がありますが、「本性を隠して」呼ばわりするのは相変わらずのもこっちらしい口ぶりですよね。何度も書いていますが「その本性」を作り出してしまったのはもこっち自身です。
そして伊藤さんの情報通りにサッカーの応援に訪れていたこみさん。そしてなんとここでちん子朱里ちゃんが久々の登場ッ!!
このブログを始めたバレンタインデー回以来の登場であり、彼女に言及するのはおおよそ一年半ぶりです!! ……が、台詞があるのはこのコマだけなのが本当に残念……次回に期待です。
さて、自然すぎる動きでカメラを構えるこみさんに「撮ってんじゃねーよ……」とツッコミを入れるもこっち。やはり智貴を変態的な視線で見られるのは嫌なんですね。
そんなこみさんに対しきーちゃんは自己紹介を済ませるのですが、こみさんは「いとこ!!?」と雄叫びをあげます。こみさん、どうして一体「いとこ」に過剰反応するのでしょうか?
なんでもかんでもメスブタ呼ばわりはやめろ。
智貴に近づくことのできるor近づいた女子はこみさんのなかでもれなく「メスブタ」(もしくはビッチ)と呼ばれてしまうのはどうやら避けられないようです。智貴関連では殺意が漲り過ぎるこの性格は変えられないんですね。。、
そして「メスのいとこ」=「合法的に好きな人に近づけるブタ」というおそらく人類史上でも稀に見る解釈をさらっと脳内で済ませながら(というか好きな人の親族相手にこの言い草は良いのか)、きーちゃんさながらのサイコアイできーちゃんを睨みつけます。
……が、きーちゃんはここで前述しました尖すぎる勘によって、こみさんともこっちの関係性を見抜きます。二人は二言程度の会話しか交わしていないにも関わらず、です。
厳密に言うと、二人は互いに友達とは認めあっていない関係ですが、その相性の良さ、なんでも言い合える関係は友達(親友)以外の何者でもないですからね。しかも表情を崩さぬまま……。きーちゃん相手には嘘なんてつけそうもありませんね。
一方の智貴、黄色い声援を浴びながらフィールドに上がります。
「自分の学校だと声援あっていいな」と微笑みかけるチームメイトに(別に応援なんかでプレーに影響なんかでないが……)とクールな姿勢を崩しませんが、
強烈すぎる存在感を放つ四人(特に三人?)の存在からかアウェイ感を覚える智貴。
……特に注目していただきたいのが、
……きーちゃんの目がサイコ化している気がするのですが、私の気のせいということにしておきましょう……。アウェイ感を覚えるということは、そういう風に見つめていないことを祈るばかりです。
さて、予想外のきーちゃんの登場回であり、出番は少なかったのですが朱里ちゃんの久々の登場回でもありました!久々のギャグ・コメディに振り切った回でもあり、きーちゃんの内心を考えながらも読み進めるのがとても楽しかったですね。
さて、当初もこっちが目論んでいたきーちゃんのサイコ化の停止ですが、今週のエピソードではその兆候が全く見られないどころか闇が深まるばかりでした。もこっちの受験も控えていくことから、きーちゃんの出番は今後限られてくると思うのですが、果たしてその少ない出番の中できーちゃんがこれからどうなっていくのか、進路含めて注目です。(次回のエピソードでも登場するのでしょうか)
次回の更新は9月20日!首を長くして待ちましょうっ!